うつ病は脳の神経伝達機能に変化した状態で改善薬としては
精神療法よりも薬物療法が基本となっています。

 

原因が喪失体験などストレスが要因で軽症うつ病や性格傾向が
うつ病と考えられる場合には精神療法やカウンセリングが重要となる場合もあります。

 

治療を受けるには薬物療法の重要性・特徴・抗うつ薬の副作用を
よく理解してから服用することが大切となります。

 

薬物治療は…

治療をはじめてから約1週間くらいで改善がみられてくるので、すぐに効果が表れないこと。
そして、十分な効果が表れるまでには4~6週間くらいかかります。

 

抗うつ薬として口渇、便秘などの副作用がありますが、
副作用が強い場合は主治医と相談する必要があります。

 

服用についてはうつ病は再発をしやすい病気なので、
早期に中止をしてしまうと再発する可能性が高くなると言われています。

 

うつ病の再発を繰り返すと脳内に何らかの変化が生じて
うつにかかりやすくなる傾向にあるので、
きちんと治療を受けることが重要となってきます。

 

初めてうつ病にかかった場合は…

よくなってからも6ヶ月程度は継続して服用する必要があります。
それは、抗うつ薬の支えによって脳内に起きた変調をカバーしているだけなので、脳内で正常な神経伝達が行われるようになるまでにはよくなってからもしばらくは服用する必要があります。

 

抗うつ薬は長期に使用しても問題ない薬物とされていて、
再発を防ぐだけでなく、脳をかかりやすくなった状態から守る
「脳保護」の為と考えるといいようです。

 

下記のような場合は長期にわたって継続をする必要があるようなので、主治医に相談しましょう。

・ 3回以上うつ病にかかった場合
・ 今回のうつ病が、重度にあたる場合
・ 最初のうつ病のエピソードが、20歳以前の場合
・ うつだけではなく、そうとうつを繰り返す場合
・ 薬をやめて、1年以内に再発した場合
・ 治療を受ける以前から慢性化している場合

 

治療は…

◆生物学的治療:薬物療法や電気けいれん療法

電気けいれん療法は…
極めて効果的で麻酔科で無けいれんで行う手法

 

薬物療法は…

・三環系抗うつ薬
・四環系抗うつ薬
・選択的セロトニン再取り込み阻害薬(SSRI)
・セロトニン・ノルアドレナリン再取り込み阻害薬(SNRI)

 

◆精神療法:認知療法・対人関係療法・分析的精神療法

認知療法は…
悲観的な考えをより現実的なものに修正して問題解決を手助けする。

 

対人関係療法は…
人間関係の変化、対人関係の持ち方のスキルの問題に焦点した治療法

 

分析的精神療法は…
無意識(潜在意識)を自分で意識できるように援助していく治療法
気分をより楽にコントロールができるようになり、
物事を自由に考えれるようにして、再発を防ぐ。

 

◆環境調整

環境のマイナス要因を解決すること、心の健康に関する日常啓発活動も重要な役割となる。
地域や家族・職場の人間関係やストレスなど総合的に検討する必要があります。